聖天さんとは

聖天さんとは大聖歓喜双身天王と呼ばれる
神様の通称です。
仏教の天部という神様のグループに属す、
日本で古くから信仰されてきた神様です。
秘仏ですので、そのお姿を
実際に目にすることはできませんが、
正圓寺に祀られている歓喜天様は
男天である象の頭身を持つ「大自在天様」と、
女天である「十一面観世音様」が
抱擁された双身のお姿をされています。
現世御利益が得られる
諸願成就の最強神として
天下茶屋の聖天さんを
お参りください。

大自在天

生態系の中で随一の知恵や圧倒的な力も持つといわれる象の力で圧倒的な強さを誇る魔神でしたが、十一面観音と出会い仏教に帰依し、その力を使って人々に降りかかる災いを取除き厄除開運、商売繁盛等の現世利益をもらたす神となりました。

十一面観音

その名の通り十一の顔を持つ観音様です。十種勝利という病気平癒や身体健全、魔除け、福徳等の現世利益や四種功徳という息災延命、報恩謝徳等の来世での果報が得られます。

秘仏
大聖歓喜双身天王

八万四千もの
神々を従える
「最強の守護神」

双身とはふたりという意味です。當山の大聖歓喜双身天様は、圧倒的な強さを誇る大自在天様が十一の顔を持つ十一面観音様の究極の美や深い慈悲に惹かれ、おふたりの神様が力を合わせて大聖歓喜双身天様となっています。
大聖歓喜双身天様は、おふたりの神様の現世利益や来世での果報が得られる最強の守護神と呼ばれる事から、古くは国主が国の発展や安泰を祈願したり、武将なども挙って信仰していました。

その御利益の大きさから、武将等は家来などに、「聖天さんは怖い神様」と言い伝え御利益を独占しようとした程でした。 戦国も終わり江戸時代になると、各地の豪商や権力者達が挙って信仰し、「他の神様が叶えられない願いも叶えてくれる」「七代分の富を一代で得る事ができる」等現世御利益の逸話や伝説が伝わり多くの方々から信仰されています。 世界でも「事業や商売を始める時」「困った時」には必ず聖天さんにお願いするという習慣があります。